普段の生活で、これってデジャビューかな?偶然にしては出来すぎてるな、なぜ符号するのだろう等の体験はないでしょうか?
そして、今現状に生きている自分の心の中に過去も現在も未来も入っていると仮定して、なぜ過去ほどはっきりと未来は描けないのだろうと思ったことはないだろうでしょうか?
ただ自分がどちらの方向を見ているのかによって未来からの計画予定は流れてくることがあるんです。
今現状の自分向けに予定表の一部がやってくる
最近、この世は仮想現実だとか人間はコンピューター・シュミュレーションの中だとかRPGだの言われるようになりました。イメージとしては映画マトリックスのように現実だと思っている世界はカプセルの中で見せられていた夢で、実際の自分はカプセルの中で生体エネルギーとして使われていたというものです。機械世界のバッテリーだったというものです。
本当にシミュレーションなのだか仮想現実を見ているのかは証明のしようはないのでしょう。ですが実際のところ今現状、自分の感じていて見ていて認識している世界は脳内の電気信号を脳が解析しているの見えているものに過ぎないわけです。
もしかしたら、SFでホラーとして描かれる水槽の中に脳が浮いていて、自分は脳だけかもしれないのです。それでも刺激を与えられれば今現状。自分が体験している世界と同じものを見るのも可能かもしれません。
ただ、間違えなく自分は自分だという認識はあるはずです。便宜上、あなたというものは脳が認識しているものと仮定しましょう。
実際、真実はどうかなどは確認のしようがない。だから今現状はこの仮定に乗っかってほしいのです。
脳が実際、目を通してみているものは何だろう?あなたは東京の六本木を歩いていると思っているかもしれないが真っ黒に塗られたカプセルの中かもしれない。
そして、あなたは夜、夢も見る。行ったこともない、見たこともない景色を見ている。これはいったい何なのだろう?夢を見ている最中はそれを偽物と疑う余地がない。
夢は脈絡がない。・・・・これはいずれつながって来るので楽しみにしてほしい。簡単に言うと現実も脈絡が無いのかもしれない。(思いだしている記憶も都合でどんどん変化している脈絡がなくなっていても気が付かない)
あなたにとって事実なのはあなたの中で何かが処理されて現実だと思っているという事。実際、歳はとらない。とった気がするアイデアがあるだけなのです。
多分、物質は壊れていくと信じているのでしょう。だから老いていく状況を見ます。これはあなたの作った世界観なだけなのです。(崩せないプログラムということにしましょう)
あなたの中には全部の思考がある、物質だったり、時間だったり。
時間で例えるなら今現状しか脳のあなたにはないのです。過去は過去の夢、未来は未来の夢がただ在るだけでしょう。
過去を思い出す時には未来をイメージするくらいの曖昧さで今現状に辻褄のあう物語を紡ぎだします。今現状の自分に都合のいいストーリーがありそれを採用するだけ。過去は本当にそうだったのでしょうか?確認する相手は”そうだよ”と同意するかもしれないが相手はあなたの脳のイリュージョンだったとしたら?どうしますか?
そうだったら、あなたの記憶に沿った記憶を返してくれるでしょう。相手はあなたの脳が生み出した産物だからです。
未来を想像する時は未来を思い出すと言ってもいいのですが、今現状が作り出せそうな未来の物語を選んでいます。
今現状にとってはどんな未来だって自分の中で不自然でなければ起きて構わないのです。ではどうして宝くじを買っているのに当たらないんだ!!とお𠮟りが来るかもしれないけれど。これに関してはまた、後ほど説明出来たらいいなと思っています。
今現状が起こせそうな色んなパターンの未来に対して、まるで記憶の断片のように未来から起きることの要素がキラっと光って見えたりするわけです。
A子に現れた未来の断片
最近、本人から聞いた話を分かりやすい例として上げてみましょう(もちろん、ご本人の許可はとってあります)
A子はいずれ友人の前でライブをしてみたいと言っていた。それは5年位前からの野望らしい。昨年末頃から実際にボイストレーニングの先生とジャズの先生について練習も始めた。この時点でA子の見ている方向は少しだけ狭められたし意識が集中したと言える。
友人たちと集まった時にもその話を楽しそうにしていた。その中で仲のよい友人たちはやったらいいよ!応援するからと言っていた。友人たちは本気だが当の本人の彼女は応援するとは言ってみてるだけだと思っていたらしい。失礼な話ではあるけど本音なのだろう。
今年に入り、練習もちゃんとしているという話をしている中、友人の一人が自分の住む町でライブが出来るバーがあるよと聞いてきた。このバーのある町の隣町にA子は住んでいる。ただコロナがあったからお店が無事に続いているかは分からないから聞いてくれるという話だった。ここに来て漠然とどこかライブをする場所は必要だという絞り込みが起きてきた。
ジャズの先生には練習の前座でもしてみる?という嬉しいオファーもあった。ただ、A子は疑り深い。ここでも人の前で歌うライブの要素が一つ進んだ。
そして次に友人たちが集まった時に一人の友人が自分の知り合いが出版パーティをした話をした。長年あっていない人だったが何となく引き寄せられて参加したという話だ。参加費用も出したという。ここでも一つ駒が進み現実化するためには費用が掛かるという通過点と応援者や仲間は結構喜んで応援するものだという示唆をもらうことが出来た。
そしてもう一人の友人は自分の別なグループの仲間と飲みに行った際に前出のバーで歌ったという人に会ったそうだ。全くの素人で夢をかなえたのだ。素敵な話でしょうと友人は後押ししてくる。この時点で素人でもやっても構わないのだぞという天の啓示があったわけだがA子はまだ迷っていた。
そして最近の話だがA子がジャズの先生のライブを聞きに行った際、大昔にジャズの先生に紹介してもらったピアニストさんに再開した。そしてジャズの先生はA子はライブをしたいのだけどピアノは頼んでいいですよね?と尋ねてくれピアニストさんは即承知してくれた。そしてジャズの先生のライブがあったお店のママもここでやったらいいじゃないと受け入れてくれた。(人数や金額の縛りは当然にあるけれど)もうここまで行ったら小躍りして喜びそうなものだがA子は不安に襲われてしまった。
翌日、いつもの友人たちと隣町で町フェスを見に出かけ例のバーが近くにあるからのぞきに行こうよという話になった。ライブが出来そうな場所を再度出現させる。
昼間だったから営業はしておらず店の名前を見るとイタリア語でRECORDIだった
実は先日、ジャズの先生のライブを見て、ママに快諾してもらえたお店の名前もRECORDIだった
しかもA子は1か月前くらいにイタリア語を勉強し始めたばかりだった。そして日本語の意味は追憶だった。
「え!!何々!!わ!なんか出来すぎ!」という感想だった。
彼女は今現状に過去、現在、未来があると聞いているから今回のこの件に関しては『未来の自分が今現状を振り返ってのRECORDI(追憶)なのね。』と受け止めた。
セレンディピティ、ポジティブな偶然性
未来に対して自分の方向を定めて、それを叶えるように行動を続ける。そうするとナゼだか共時性が高まって来ます(共時性というのはシンクロニシティの事、偶然過ぎることが起きる事。何年も会っていない友人を思ったらラインが入っていたみたいなこと)
何も不思議がることはありません。あなたの心の中には過去、現在、未来が入っていますから。
そして今現状の環境、年齢、事件事故、人間関係、仕事、嗜好等はあなたの一番たくさん持っている傾向を表しています。考え方や反応も感じ方受け止め方もそうなのです。
一番、沢山ある要素だからリアルに作り出して体験をしているのです。では過去は?というと同じように今現状のあなたの持っている沢山の要素から出来ています。こんな事がこういう人といて起きるのです。こんな風に今の自分に繋がるような作話がされていると思って良いのです。
今現状があり、振り返ると現在の自分に相応しい過去のストーリーを創作して思いだしているのです。それは記憶という風に言うけれどあなたが変われば思い出すたびにストーリーは変わっているかもしれないのです。あなたには今現状しかなく思い出した記憶もその度に変わっているので比較しようがない。そして誰かに確認したくても周りの全ての人はあなたの創作だからあなたの都合の記憶を返してきます。(中には本当の事は言わないという設定の人も含まれていたりするのでかけ違いはあるでしょう)
あなたのストーリーに沿った記憶を語る。忘れっぽいと思っているあの人は自分と少し違うメンバーが参加したという。もう一人はほぼほぼ自分と一緒。ただ、着てきた服の記憶が違う。これは写真で確認しようかと思うけれどストーリー自体が今現状の自分が作り出しているので確認できないのです。
変化したことに関して何となく覚えている人も出てくるかもしれない。ご多聞にもれず筆者も記憶していると思っているタイプなのだけれど、これは”覚えておける自分””記憶が良い”という自作の設定から外れていないというだけなのです。
こうして考えると未来も今現状の心の中に入っている傾向や志向、嗜好、実効力で見えてくるはずなのです。
あなたの心の設定の中に時間というものが概念としてあって、それは過去から今、そして未来に流れるという信じ込みで出来ています。
そしてそれは「こういう種を蒔いたからこういう花が咲くよ」というように連続性があると思っている。実際今までの体験上その様だった気がするのです。
種は芽が出て茎が伸びて花が咲き実がなる。そういう設定ということです。(変えられないプログラム)
先ほどの宝くじの話に戻りましょうか?
宝くじに関しては買わない人よりは可能性は圧倒的に高いでしょう。ですが自分の見ている現実として全く当たった人が近くにいないとか当選するのには天文学的割合などという不可能な状況を用意しているのです。しかもあなたはそう簡単にお金に恵まれて幸せになる人を許していないでしょう?。簡単に人生が好転するなんて許せないというのが当たらない理由です。
最低限の設定が何なのかプログラムはどういうのなのだろうか?考えてみてください。
人は老いる。死す。これは絶対な設定ですね。人間は浮遊しない。水の中で生きていけない。沢山あると思います。
例えばあなたの設定が子供はうるさいならば元気に遊んでいる子供は騒音でしかないでしょう。元気と設定するのかこうるさい!なのかそれで起きてくる現象は変わってきます。
出かけた先で子供が遊んでいるそれだけであなたの中で煩いのではないのか?と脳が今の自分に合っている物語を作り上げます。chatGPTみたいに見てきたように作り上げてくれます。あなたは脳の変換能力で作られた物語を信じるのです。”ああ、またうるさい思いをした”
その日、もし、今日はラッキーだ!という信じ込みが入っていたとしたら”子供に遭遇したけれど静かだったな”という風に変換されるかもしれません。
まとめ 設定を変えよう
過去も未来も自分の設定であり、それを自分で覚えている気になったり、体験することになったりしているのです。
ですから何を普段から考えているのか?自分の設定はどういうのなのか?おさらいする必要はあるかもしれませんね。都合だと思われる設定や信じ込みは変えられるものは変えてしまいませんか?
良い設定といい信じ込みを常にしてください。
と言っても人はネガティブ(ネガティブと名前をつけているだけですが)を考えている時間の方が多いです。その状況が今ですから、今、無事で普通に生きていると思われている人はちょっとだけポジティブにするだけネガティブだなと思っている人は設定を思い直してみてポジティブにしていくだけで変わってくるのです。
未来の予測はあなたがどんな気分で何をしているかがカギになるのです。
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